C.J.PRESS RELEASE

プレスリリース

TOP -> 2015/5/24 鯛乗り 達磨乗り

開運招福
本まねき猫屋

昔ながらの作り方を継承し
一点一点手張りで作る張り子作品。

(C) SAORI HONMA

鯛乗り
達磨乗り
[ご応募受付期間] 2015年5月24日(日)00:00〜2015年6月30日(火)23:59
開発を御担当頂いた本間様にお話をお伺いしました。
――ご自身のプロフィールと、張り子を始めたきっかけを教えてください。

もともと郷土玩具が好きだった事で展示会の際に張り子の作品を作りたいと思ったのがきっかけです。
そしてありがたいことに2006年に埼玉県小川町にて張り子紙職人、嶋田重夫(しまだしげお)氏と出会い張り子の師事をうけることが出来ました。

――本間さんにとって張り子の魅力とは?


なんといっても良い意味での形のあいまいさ。張り子は基本的に型の外側に紙を貼っていくのであまり細かいディテールまでは表現できません。
さらに型から紙を外さなければならないので抜きやすい形にする必要があります。
制約された形の中で彩色によって思いも寄らないような表情の子たちが出来上がるのが作っていて楽しいところですね。

――色々な種類の張り子がある中、どのように開運招き猫シリーズに辿りついたのでしょうか?

郷土玩具の中で招き猫に惹かれるものを感じてました。
他の縁起物と違うところは、自ら手を使って福を招きよせる能動的なところと、日本発祥の縁起物というところです。
屋号に招き猫を入れるくらい最初は招き猫だけ作るつもりでいましたが、
さらに福を招いてくれるように今回の達磨や鯛のように他の縁起物の仲間と組み合わせる作品もこれから沢山作っていきたいです。

――世界遺産に登録された「細川紙」を仕上げに使用されていますが、「和紙・日本の手漉和紙技術」が世界遺産登録された事によって何か変わった事はありますか?

私が張り子を作る際にお世話になっている嶋田さんがいらっしゃるのが、今回世界遺産登録された「細川紙」の生産地である埼玉県小川町なのですが、
東京から一番近い里山といわれるように山々と田園風景が美しい大好きな町です。
紙漉きの町として有名な小川町ですが、紙漉きを家業として生活していくのは大変なことで後継者もなく廃業される方もいるという話も聞いていたので
今、小川の伝統工芸会館に連日大型バスがやってくるという光景は嬉しいことですね。
私も小川町に少しでも恩返しできればと思い、これからも細川紙を使っていきたいです。

――今回のC.J.MARTの取り組みについての感想を、また「鯛乗り」「達磨乗り」についてのこだわりを教えてください。

今回はお声がけ頂きC.J.MARTに参加させていただけたのはとてもありがたいことですね。
以前から日本の張り子を世界に広めたい、と思っていたので色んな国の方に張り子の作品を見てもらえる機会をいただいて嬉しいです。
鯛乗りも達磨乗りも、招き猫と縁起物のコラボなので福を呼ぶ力がパワーアップしております!

――今後の予定、展望を教えてください。

今後も百貨店などでの展示販売や、張り子の教室などもやっております。
今年はパリのイベントにも出展しますので海外での販売もしていきたいですね。
本間左小里
張り子造型作家

2006年埼玉県小川町にて張り子職人、
嶋田重夫氏(しまだしげお)と出会い張り子の師事をうける。 現在、都内各百貨店にて展示販売しています。