C.J.PRESS RELEASE

プレスリリース

TOP -> 2016/4/24 開運天狗様
大阪が生んだ稀代の
木彫アーティスト"ムラバヤシケンジ"。
彫刻刀で紡ぐアナログポリゴンの匠
[ご応募受付期間] 2016年4月24日(日)00:00〜2016年5月31日(火)23:59
開運天狗様を制作されたムラバヤシケンジ様にお話をお伺いしました。
――招き猫、達磨に続き、3回目の開運シリーズです。
今回はなぜ天狗にしようと思ったのか理由があれば教えてください。


過去2回と日本の伝統的なモチーフを表現してきました。
当然今回もその流れの範疇なのですが、あえて天狗にした理由は、
3年ほど前に、京都高島屋さんでポップアップショップの出店依頼を受けまして、
その際に高島屋さんのバイヤーに、ご一緒にとご紹介いただいたのが"テングマイスター"さんというブランドでした。
出店にあたり互いにコラボ出来ないかということで、"テングマイスター"さんの名前にもあるように、天狗の人形、バッジなどを木彫で商品化しました。
人形では爺、父、母、娘、息子の5人家族を作り、バッジは動物の天狗バージョン。
これは色んな動物に天狗の象徴的な伸びた鼻をつけただけだったのですが、それだけでなんでも天狗化してしまうんですね~
天狗鼻すごい!と、なんだか、新発見のような気がして勢い沢山作ってしまいました、、
で、あまり売れなかった訳ですけど、、ただ、世間的には天狗のイメージ(威厳のあるドーンとした感じ)は画一されている
部分があるので、そこを逆手にとるというか、表現の可能性はいろいろあるのかなと、、
要するにマイブームな訳です。

――天狗の背景には様々な諸説(神や妖怪、魔物等)がありますが、天狗についてどう思われますか?


成り立ちは、詳しく分かりませんが、妖怪界、精霊界で位の高い位置にいるような気がします。
ただ、龍のように圧倒的なエネルギーを感じさせてくれる存在ではなく、眷属みたいな位置づけでもありますし、
自然側と人間側といったら、自然側の存在なんだけど、いでたちは山伏だから、
人が仙術(?)を得、超越した姿なのかもしれません。
身近でもあり、近寄りがたい存在でもありますね。

――ひげが生えていたりパンツ一枚の姿だったり、ムラバヤシさんの作品だなとすぐわかるポップな天狗になっていますが、
どんな天狗をイメージして作られたのでしょうか?


威厳のある天狗は、沢山いると思います。
この子は髭生えてるからおっちゃんなんだけど、中身は子供。
これは、ぼくのテーマである"フォーエバー5才"からのイメージです。
ぼくは、いつまでも5歳児のような、純粋でみずみずしい感受性を持ち続けていたい。
という思いがあります。
自分の感性で、素直に日々を楽しみ、笑い、悲しみ、泣いて、
自分の人生は自分のもの、ただ、世間の中で生きていると、自分自身を見失いがち、
大人だからこそ自分自身を取り戻す作業をしないといけない。
5歳児はほんとすてきなお手本をしめしてくれます。
そういった思いをこの天狗ちゃんにも込めています。
お目めキラキラ、鼻の向くまま気の向くまま、色んなとこへ飛んでっていきます。
服装がパンツ一丁なのは、威厳でなく、自然体を表現したかったからです。

――今回の「開運天狗様」についてこだわりを教えてください。

パンツの柄がいろいろあるところです!
――今後の予定や展望、メッセージなどあれば教えてください。

いろんなご当地応援シリーズ"ごとうちさん"を展開予定です。 9月に山口県宇部市で2年ぶりのグループ展します。 10月には、東京、世田谷海の家で2人展開催予定です。 その他、おかげさまでいろんなことが動いています。 どうぞ、今後ともよろしくお願いします。
ムラバヤシケンジ