【増補改訂版】川本耕次に花束を
- ¥ 1,000
You can have this as a coffee table item next to your figurines and other anime goods, and when a guest points to it and asks 'what's that?', you can tell them that's a tribute book about the man who sown the seeds for hentai that led to your collection of figurines and anime goods. 企画編集/虫塚虫蔵 制作協力/小形克宏 装画/堀内満里子 発行/迷路'23 委託/迷宮'23 頒布/コミックマーケット103 【形式】 B5版/本文92頁 2023年10月4日 増補改訂版発行 2023年12月3日 増補改訂二版発行 【概要】 コミケットの創設母体となった漫画批評集団「迷宮」とかかわり、70年代後半から80年代初頭にかけて、コミケ前代表の米沢嘉博と共に、三流劇画ブーム~漫画ニューウェーブ~ロ〇〇ンブームなど、漫画史における重要なムーブメントを仕掛け、伝説の編集者として、さまざまな分野に陰ながら影響を及ぼした川本耕次(1953 - 2022)。その40年の軌跡を記録した追悼本。歴史的証人の寄稿や貴重な証言から、コミケ・三流劇画・ロ〇〇ンなど、おたく文化史の黎明が垣間見れる。この本を読まずして、おたく文化は語れない。 (増補改訂版では、初版の誤脱修正を行い、入手困難本から故人の原稿を多数再録した) 【目次】 秋嶋亮「山田博良さんを追悼する」―2 麻屋霞寿「タダのjazz好きなアジアン雑貨屋の店主との出会いが……」―3 荒井禎雄「追悼の辞」―4 いしかわじゅん「マイナーで裏街道の人間だった」―6 内山亜紀「山田さんと内山君」―8 小形克宏ロングインタビュー「山田さんが声かけてくれなかったら、今日の僕はなかった」―18 さべあのま「山田さんのこと」―34 白峰彩子「トークイベントのこと」―38 すいか「カメラ板、カリスマ厨房、そして『銀塩万歳』」―40 竹熊健太郎「川本耕次氏とカオスの時代 」―45 鴇田義晴「エ〇本編集者と文化史、追悼・川本耕次さん」―47 トニーたに「追悼の辞」―49 ぬまきち「ひとりの才人の足跡が消えようとしている。」―51 橋本玉泉「知られざるものへの接近と憧憬、そして少しばかりの猛省」―54 堀内満里子「1982年の話」―58 やなけん「ぼくと山田博良氏(川本耕次氏)みのり書房時代とその後のことなど」―60 以上(五〇音順) [附録 特別再録]―63 ・少女アリスの囚われびと―ロ○○ン草創記を語る ・三流劇画前史―三流劇画ミニマップ抄録 ・私事ですが… ―米沢嘉博との邂逅について ・『劇画アリス』と『少女アリス』の日々 ・早く、人間になりたい―ビニ本時代を語る ・カリ厨のエ〇本屋稼業回顧録機材編―余はいかにしてエ〇本カメラマンとなりしか ・少女写真の行方 ・天国と地獄の共存する街―女という名のビジネス ・幼年期の終りに向けて―さべあのまを語る ・もしも僕の目がカメラだったなら 【川本耕次プロフィール】 編集者、官能小説家、カメラマン、アダルトメディア研究家、ブロガー、実業家。コミックマーケットの創設母体となった漫画批評集団「迷宮」に出入りしながら、米沢嘉博や青葉伊賀丸らと三流劇画ブームを牽引し、みのり書房でマニア向けのニューウェーブまんが誌『月刊Peke』を創刊。同誌廃刊後は、自販機ポ〇ノ最大手のアリス出版に移り、ロ〇〇ンブームの火つけ役となった伝説的自販機本『少女アリス』編集長に就任。アリス出版を退社後、群雄社出版に移籍する。82年『ロ〇〇ン大全集』企画編集。以後、ロ〇ータ官能小説を多数発表。その分野の草分け的存在となる。著書に回顧的ポ○ノ文化史『ポ○ノ雑誌の昭和史』(ちくま新書)などがある。